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ノーコード/ローコード開発でDXを推進!開発するメリット&デメリット
目次
経済産業省の推進もあり、現在多くの企業がDX化に向けた取り組みをしています。中でも、業務効率化に向けたシステム開発への取り組みは欠かせません。一方で、「システム開発をできる人材が不足している」「外部委託よりも自社で開発したい」と課題を感じている企業も少なくない現状があります。
社内システムをノーコードで開発するのか、ローコードで開発するのか、それぞれのメリット・デメリットについて述べていきます。
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ノーコードAIツールUMWELT紹介ページ(活用事例あり)
ノーコード/ローコード開発はDX推進の鍵
ノーコードとローコード。それぞれの言葉を耳にしたことがある企業担当者様も多いのではないでしょうか。ここでは、それぞれの意味を解説していきます。
ノーコード開発とは
ノーコード開発とは、プログラミング言語を使わずにシステムを開発する手法です。プログラミング言語の代わりに、ツールの画面上でマウスのドラッグ&ドロップやマウス操作によって開発できることが特徴です。
通常、システム開発のためにはコーディングの専門的な知識が必要です。そのため、誰でもできるものではありませんでした。しかし、ノーコード開発の登場により、プログラミング言語の知識がない人でもシステム開発がしやすくなりました。
ローコード開発とは
ローコード開発とは、先述したノーコード開発にプログラミング言語を使ったコーディングを組み合わせた手法です。ノーコード開発と違い、プログラミング言語の知識が必要となるため、システム開発の経験が必要になります。
ローコード開発では、可能な限りプログラミングをせずに開発を行います。そのため、通常の開発よりも早く製品やサービスの仕組みを組み立てることができます。また、プログラミングによって独自のロジックが実現できるため、ノーコード開発と比べて拡張性が高いです。
ノーコード/ローコード開発のメリット
ノーコード/ローコード開発には、主に以下5つのメリットがあります。
- 開発スピードが上がる
- プログラミング系の人材不足に対応できる
- 新技術が活用できる
- コスト削減につながる
- システムのサイロ化を解消できる
開発スピードが上がる
ノーコード/ローコード開発は、通常のシステム開発と比べてコーディングをする量が圧倒的に減るため、開発スピードが上がります。そして開発スピードが上がることで、余った時間を別の業務に回せるため、生産性の向上にもつながるのです。
プログラミング系の人材不足に対応できる
ノーコード/ローコード開発では、プログラミングにあまり詳しくない人材でもシステム開発が可能なため、人材調達が容易になります。通常のシステム開発では開発するプログラミング言語に応じて専門のメンバーを選出しなければならず、デメリットとして人材不足を招きやすいことが挙げられます。
しかし、ノーコード/ローコード開発はコーディングをほとんど必要としません。そのため、システム開発に特化した知識がなくても任せられるのです。
新技術が活用できる
AIなどの新技術の活用ができることも、ノーコード/ローコード開発のメリットです。ノーコード/ローコード開発は、あらかじめ用意された部品を組み合わせていき、最終的なシステムを開発していく仕組みです。部品にはAIなどの新技術も用意されているケースがあるため、それらの技術を気軽に活用できます。
コスト削減につながる
ノーコード/ローコード開発は、自社内でのシステム開発が可能となるためコスト削減につながります。多くの企業では、システム開発をする際に外部ベンダーへ依頼をしているでしょう。しかし、外部への依頼はさまざまな費用が発生し、開発後も定期的に保守運用費用が発生するため、継続的なコストになってしまうのです。
さらに、企業独自のシステムを作ることで、DXの足枷となるレガシーシステムが出来上がってしまいます。このような問題を解消するためにはノーコード/ローコード開発が役立ちます。この手法を用いれば、楽に保守運用が続けられるシステム開発ができるのです。
システムのサイロ化を解消できる
システムのサイロ化とは、企業内のさまざまなシステムが孤立し、部署間の連携が取れていない状態を表します。ノーコード/ローコード開発は、決められた部品を使ってシステム開発を行うため、サイロ化の解消が可能です。
サイロ化が起こる原因として、システムの全体像を理解せずに開発することがあげられます。ノーコード/ローコード開発は、同じプラットフォーム上でシステム開発を進めるため、システム連携を考慮することが可能です。
ノーコード/ローコード開発のデメリット
ノーコード/ローコード開発には、以下のデメリットもあります。
- 開発自由度が低い
- 設計工数が増える可能性がある
- セキュリティ面に注意が必要
それぞれ解説していきます。
開発自由度が低い
ノーコード/ローコード開発は、ツール上で提供されている機能を使って進めていくため、通常の開発と比べて自由度が低くなってしまいます。あらかじめ用意された処理の組み合わせによってシステム開発をしていくことがノーコード/ローコード開発の特徴ですが、開発ツールにない機能を実装したいと思っても、ツール上になければ実現できません。
設計工数が増える可能性がある
ノーコード/ローコード開発は、コーディングが減る一方で、ツールの仕様に合わせて設計をするため、大規模なシステムの構築時にはプログラム全体の設計工数が増える可能性も考えられます。
セキュリティ面に注意が必要
ノーコード/ローコード開発におけるセキュリティは提供されているツールに依存しているため、事前に調べておく必要があります。開発ツールに脆弱性が潜んでいた場合、サイバー攻撃を受けてツールで保有している情報を盗み取られる可能性もあります。
したがって、ツールだけに依存するのではなく、ネットワークの強化やウイルス対策ソフトなどの導入も大切です。
ノーコード/ローコード開発がおすすめのユーザー
ノーコード/ローコード開発は、以下のユーザーにおすすめです。
- プログラミングの知識がない
- できるだけ早くシステム開発をしたい
- 社内でシステム開発をしたい
ノーコード/ローコード開発は部品を組み合わせて実装していくため、プログラミングの知識がない方でも開発ができます。さらに、コーディングが不要なため、通常の開発よりも素早く進められます。
従来型のシステム開発がおすすめのユーザー
ノーコード/ローコード開発ではなく、今まで通りのシステム開発に向いているユーザーは以下の通りです。
- 独自のロジックを組み込みたい
- 設計よりもコーディングが好き
- セキュアなシステムにしたい
ノーコード/ローコード開発はツールによってできる機能が限られるため、独自のシステムを作りたい場合は従来型のシステム開発がおすすめです。また、セキュリティ面はツールに依存してしまうため、できる限りセキュリティを担保したいときには今まで通りの開発スタイルがよいでしょう。
ノーコード/ローコード開発はツール選定が重要
実際にノーコード/ローコード開発をしてみたいと思った方もいるでしょう。開発ツールの選定時には、以下の点に注意が必要です。
- 搭載している機能が適切か
- セキュリティが十分か
- サポート体制が十分か
搭載している機能が適切か
ノーコード/ローコード開発ツールによって搭載されている機能が異なるため、自社のニーズに合わせた選択が重要です。もしもAIを活用して機械学習をしたいのであれば、AIが実装できるツールを選択しなければなりません。一方で、AIを活用する予定がない場合には、コストを抑えるためにAI機能を持たないものを選択するのも一つの手です。
セキュリティが十分か
ツールによってセキュリティレベルが異なるため、自社のポリシーに合ったツール選定が重要です。例えば、社外ネットワークからの通信を遮断するようなIP制限が入っているかどうかなど、ツール上で実現できるセキュリティ対策に目を向けることをおすすめします。
もしも自社のセキュリティポリシーを満たしていない場合には、ツール外の部分で実装するのもよいでしょう。
サポート体制が十分か
ノーコード/ローコード開発ツールを選ぶ際は、ツール導入後のサポート体制をチェックする必要もあります。実際に導入すると、細かい部分の仕様や操作方法がわからないなど、さまざまな疑問点が出てきます。そのときに、質問してすぐに回答してくれるような手厚いサポートを受けられるツールであるのかが大切です。
最近は、DXを進める企業のサポートをする「伴走型SIer」も注目を集めています。ツールの導入からサポートまで対応してくれるため、予算と相談しながら検討するのもおすすめです。
DXを推進するならTRYETINGのノーコードAIクラウド「UMWELT」がおすすめ
DX化を進める上では社内システム連携など課題が多く、スムーズな移行が難しいものです。そこでおすすめしたいのが、TRYETING社が提供している「UMWELT」です。UMWELTには、以下のメリットがあります。
- スムーズにAIを導入できる
- コスト削減にも役立つ
- 数多くのアルゴリズムで課題解決
- AI・DX人材を育成して内製化できる
スムーズにAIを導入できる
UMWELTは、ノーコードでAIのアルゴリズムを実装できるため、AIの導入がスムーズです。プログラミングによってAIを導入する場合はアルゴリズムの構築が必要となるため、AI人材の確保から始めなければいけません。しかし、UMWELTはドラッグ&ドロップでAIアルゴリズムを実現できます。
コスト削減にも役立つ
UMWELTは、AI導入のコストを従来の1/10まで削減しています。また、ノーコードで実装できるため、開発・運用コストも最大限まで抑えられるのです。
数多くのアルゴリズムで課題解決
UMWELTにはさまざまなアルゴリズムがあるため、企業の用途に応じて幅広く活用できます。用意されているアルゴリズムとしては、以下のものが例としてあげられます。
- 機械学習
- 需要予測
- 自動シフト作成
- 安全在庫計算
- 日本語文章要約
- 画像文字抽出
上記のアルゴリズムを活用することで、さまざまなAIシステムの開発が可能です。
AI・DX人材を育成して内製化できる
UMWELTでは、TRYETINGのコンサルタントが導入後もサポートするため、自社のAI人材やDX人材の育成ができます。人材育成により、今後は内製システムの開発も容易にできるでしょう。
まとめ
ノーコード/ローコード開発により、プログラミング人材が不足している企業でもシステム開発を実現できます。さらに、一般的な開発と比べてスピーディーに進められるため、すぐにでもDX推進を形にしたい方に向いています。しかし、数あるノーコード/ローコード開発ツールのなかで、どのツールを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。そのような場合は「UMWELT」がおすすめです。
UMWELTは、導入時から運用後のサポートまで充実しており、ツールを導入したことがない方でも安心してご利用できます。また操作性も高く、ブロックを組み合わせる直感的な操作のみでAI分析の実行が可能です。これからDX化を推進していきたいと考えている方は、今回紹介した「UMWELT」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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