【東急不動産ホールディングス様】業務提携事例|グループ全体のDXと新規事業開発を推進
- INDUSTRY 産業
- 不動産
- LAUNCH 公開
- 2021.08
- TYPE 技術
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- DX(デジタルトランスフォーメーション)
- シフト自動作成
- 需要予測
problem クライアントの課題
長期ビジョン達成に向けたDX推進の方向性を模索
東急不動産ホールディングス様は、東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブル、東急ハンズ、東急住宅リース、学生情報センターの主要6社を中心に、都市開発事業、戦略投資事業、管理運営事業、不動産流通事業の4つの事業を展開しています。
近年ではグループ全体の長期ビジョンの1つとしてDX推進が掲げられており、AI活用によるデータ分析や業務の効率化を通じ、グループ内の知的資産を活用した新しい体験価値の創出や新規事業開発の方向性を模索していました。
業務提携のきっかけはTRYETINGの豊富なAI活用実績
上記の通り、グループ全体でスピード感を持ってDX推進をするべく、AI活用をはじめとして提携事業者の探索をしていたところ、候補企業の1つにTRYETINGが挙がりました。
自社サービスとしてノーコードAIクラウド「UMWELT」や自動シフト作成AIクラウド「HRBEST」を持ち、AIを活用した需要予測、自動シフト作成、在庫生産管理、マテリアルズインフォマティクスなどに豊富な実績を持つことを評価頂き、今回の業務提携に至りました。
solution TRYETINGの解決策
担当者様インタビュー
本インタビューでは、東急不動産ホールディングス様及び東急リゾーツ&ステイ様にてDX推進を行う南賀様・姫野様・山野様の3人のキーパーソンにお話をお伺いし、DX推進のポイントやTRYETINGとのコラボレーションポイントについて取材を行いました。
南賀様(写真右)
東急不動産ホールディングス株式会社 グループDX推進部所属。ホールディングス各社のDX推進を担当。
姫野様(写真左)
東急リゾーツ&ステイ株式会社 DXソリューション部所属。ホテルやリゾート運営など、労働集約型のビジネスモデルにおけるDX推進を担当。
山野様(写真中央)
同上。
以下、敬称略。
※担当者様の役職・部署・在籍状況はインタビュー当時のものです。
ー最初は東急リゾーツ&ステイ様のシフト作成におけるAI活用から提携をスタートさせていただきました。この決め手について教えてください。
姫野:東急リゾーツ&ステイは、ホテル、ゴルフ場、スキー場、別荘地など、全国100を超える施設運営を手がける総合運営会社です。従業員数は約2,700名にのぼり、加えてアルバイトやパートなど多くのスタッフがサービスに従事しております。
運営施設には宿泊、レストラン、清掃など1施設に複数セクションがあり、スタッフのスキル(能力)や希望シフト、夜勤、法定労働時間、繁忙・閑散を考慮したシフト作成にかかる時間は月10時間以上費やしております。また、スタッフの急な欠勤などによるシフトの修正も発生しており、現場ではシフト作成が相当の負担になっております。
そこで、大手リゾートホテルへの自動シフト作成の導入実績があり、「組合せ最適化」のアルゴリズムとノウハウを有するTRYETINGをパートナーとして、東急不動産ホールディングスグループが持つ様々な事業領域へのDX適用の可能性を探るべく、課題が顕在化するシフト作成の自動化から実証実験のフェーズに入りました。
姫野:業務の棚卸しやスタッフの業務習熟度の可視化とあわせ、どのスタッフがどのシフトに入れるかなどをデータ化し、施設の稼働状況と連動化させて最適な人員配置を自動化できればと考えています。
田中(TRYETING):現在は、UMWELTを使って、御社の中でもシフト作成上の制約が最も多い施設である軽井沢のホテルにてシフト作成のチューニングさせていただいています。一方で、制約の少ない宿泊特化型ホテル等の施設ではHRBESTを活用してシフト作成できるように調整を行っています。TRYETINGのスタッフと連携しながら、繰り返し要望と修正のやり取りをしてもらい、実務で使えるように精度を上げています。
ーシフト作成以外にAI活用でコラボレーションを検討しているポイントはありますか?
山野:AIを起点にしたアイデアとして、需要予測の領域に着目し、ゴルフ場での実証実験をスタートしています。具体的には、ゴルフ場の予約数を常時予測することでサービス価格を調整する取り組みです。この需要予測は利益を守ることはもちろんのこと、施設内のシフト作成やサービスの品質向上にも影響するため、応用範囲の広いAI活用施策だと捉えています。実装ができるのが楽しみですね。
ゴルフ場の他にも、ホテルやリゾート施設は他にもあります。需要予測を含めたAI活用の余地はまだまだたくさんある反面、それに合わせて最適な運営体制を構築することも我々のミッションの1つです。AIでどれだけ業務の効率化に影響が出るのかは社内でも関心が集まっており、注力していきたいポイントです。
ー今後の社内でのAI活用やTRYETINGとの提携で期待していることについてお聞かせください。
南賀:事業の特性上、これまでデジタルの知識やノウハウを持つ人材が社内に育ちにくい環境でしたが、UMWELTやHRBESTのようなノーコードツールであれば、弊社内でも扱える人が増えていくと感じています。その結果として、DX推進のスピードが加速していくことを期待しています。
姫野:東急リゾーツ&ステイはお客様対応をする頻度が大変多く、また、それに応じてスタッフ数も多い職場環境です。多くのお客様やスタッフがいることで取得できるデータも多くなるため、シフト作成や需要予測以外の領域でも、AI活用や自動化、データ活用の可能性を探っていきたいです。
山野:今はAI活用における実証実験をTRYETINGと一緒にしている最中ですが、事業パートナーとして世の中に役立つ新規のサービスを共創していくことも、今回の事業提携の狙いです。より良いシナジーが生まれれば良いなと期待しています。
product 活用したプロダクト
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UMWELT ウムベルト
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HRBEST ハーベスト
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