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レンタルとリースはどこに違いがある?メリットを知って効率化を推進
目次
日々の業務をスムーズに進めるために、機器や設備の手配は不可欠です。しかし、レンタルとリースのどちらが自社に適しているか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、レンタルとリースの違いやメリット・注意点を踏まえた上で、どちらがお得か解説します。業務効率化を促進するAIツールも紹介するので、自社の業務改善のヒントを得られるでしょう。
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レンタルとリースには大きな違いがある
商品を借りる方法には「レンタル」と「リース」があり、どちらの方法を選ぶかは状況によって異なります。適切な選択をするために、違いを理解しましょう。ここでは、レンタル契約、リース契約、割賦販売の概要を解説します。
レンタル契約とは
レンタル契約は、特定の商品を必要な期間だけ借りる取引です。契約期間は日単位・週単位・月単位などの短期間で、借りられる商品のほとんどはレンタル会社が保有する中古品です。
対象となる商品はさまざまで、CDやDVD、自動車、衣装、オフィス家具などがあります。
リース契約には2種類ある
リース契約は、特定の商品を長期間借りて利用する取引です。「ファイナンス・リース」と「オペレーティング・リース」の2種類があり、契約内容が異なります。
ファイナンス・リースは、フルペイアウト、かつ契約期間中に中途解約ができない取引です。フルペイアウトとは、リース会社が機器・資材の取得に要した全額を、契約者がリース期間中にリース料として支払うことです。
オペレーティング・リースは、ファイナンス・リース以外のリースを指します。
割賦販売との違い
割賦販売とレンタル・リース契約の大きな違いは「購入するか否か」と「所有権の移転」にあります。
割賦販売は、商品を購入し、代金を特定の期間(通常は5年以内)で分割払いする契約です。支払いが終わるまで所有権はありませんが、支払いが終わった時点で商品の所有権が購入者に移ります。
レンタルとリースはサービス内容にも違いがある
レンタルとリースは、契約だけでなくサービス内容にも違いがあります。サービス内容は使い勝手に影響するため、どのような違いがあるのか理解しましょう。
ここでは、利用期間、利用できるユーザー、サポート、料金形態の4つを比較して解説します。
利用期間
レンタルは数日~数か月の短期契約で、リースは半年~数年の使用を前提とした長期契約です。また、リース期間は法定耐用年数(国が定めた固定資産を利用できる期間)の70%以上(10年以上の耐用年数は60%以上)と決められています。
利用できるユーザー
レンタルは、高価な商品の貸し出しには身分証明書の提示を求められることもありますが、基本的に誰でも利用できます。
一方、リースは長期的契約となるため、支払い能力の確認が必要です。業績や業種に加え、代表者の年齢や負債の審査があり、条件を満たせば利用できます。
サポート
リースの場合、商品の購入者はリース会社ですが、利用・故障に関しては契約者が直接メーカーに問い合わせます。また、修理が必要なときも契約者がメーカーに商品を送って依頼します。
一方、レンタル商品に何かあった場合、メーカーではなくレンタル会社に問い合わせます。故障したときはレンタル会社から代替品を借りられるため、作業が中断することはありません。ただし、代替品を受け取る際に送料が必要な場合もあるため、契約時に確認しておきましょう。
料金形態
レンタル料金は、利用時間・日数に基づき計算します。1時間・1日といった具体的な利用期間で料金を算出し、期間が長ければ長いほど料金も増えます。
一方、リース料金は商品の購入費用にリース率を乗じた金額が基本です。また、リース期間に応じて料金が変動します。
違いから分かるメリットと注意点
レンタルとリースにはさまざまな違いがありますが、「商品をどう使いたいか」「どのような商品を求めているか」といったニーズの違いでメリットが変わります。
それぞれにどのようなメリットや注意点があるのか、理解した上で選びましょう。
レンタルする場合
レンタルのメリットは、必要な商品を必要な期間だけ借りられることです。不要になったときは途中で解約できるため、コスト削減につながります。また、経費計上が簡単なこと、商品の保守・修繕をレンタル会社に任せられることも魅力です。
一方、長期利用になると料金がかさみ、割高になることがデメリットです。また、商品はレンタル会社が抱える在庫からしか選べません。レンタル品の多くは中古品のため、最新の商品が選べないこともあります。メーカーや型番も指定できません。
特定の商品を借りたいなど、こだわりがある場合は物足りなさを感じることがあるでしょう。
リースする場合
リースのメリットは、新品・最新の商品を利用できることです。リースはレンタルと違い、在庫から商品を選ぶのではなく、こちらが選んだ商品をリース会社が購入します。リース契約が終わるたびに入れ替えれば、常に新しい状態を保てます。毎月リース料を支払うだけで済むため、高額な初期費用を用意する必要もありません。
ただし、商品の保守・修繕の義務が契約者にあることがデメリットです。何か問題が起こったときは、契約者自身が修繕費用を用意し、手続きしなくてはなりません。
また、商品の購入代金を全額回収する計画の下で契約しているため、基本的に途中解約はできません。経費計上もレンタルに比べて複雑です。
ケースによる違い
レンタルとリースは、費用、所有権、途中解約などケースによって異なる点があります。特に大きく異なるのは、費用と途中解約のルールです。快適にサービスを利用するためにも、違いを確認しましょう。
費用面
レンタルは必要な期間だけ料金を支払うため、無駄なコストが発生しません。ただし、レンタル期間が長くなると総支払額が高くなります。
リースは毎月一定の料金を支払うことで初期費用を抑えられますが、故障やトラブルに関する費用は自己負担になるため、維持費の確保が必要です。
また、経費計上の方法も異なります。レンタルは「賃借料」の勘定科目を使い、月々のレンタル料全額を経費計上します。賃貸借取引となるため、減価償却は必要ありません。
リースはオペレーティング・リースとファイナンス・リースで経費計上が異なります。オペレーティング・リースは、レンタル同様賃貸借取引です。「リース料」などの勘定科目を使い、月々のリース料全額を経費計上します。
ファイナンス・リースは、売買取引のため減価償却が必要です。ただし、条件を満たした所有権移転外リースは、オペレーティング・リース同様「リース料」での経費計上が認められています。
所有権
レンタル品の所有権は、レンタル会社にあります。契約者に所有権が移ることはありません。リースも同じく、リース会社に所有権があります。
ただし、「所有権移転ファイナンス・リース」は契約満了時に所有権が契約者に移ります。自動車や医療機器のように、今後自社の資産となる可能性がある機器や設備は、所有権移転ファイナンス・リースを検討するとよいでしょう。
途中解約
レンタルは、いつでも途中解約できます。必要な期間だけ利用したい場合や途中で返却したい場合でも対応可能です。ただし、レンタル会社によっては「返金がない」「キャンセル料が発生する」といったケースもあります。
一方、リースは商品代金回収を前提に契約しているため、原則として途中解約はできません。何らかの理由で途中解約する場合、残っているリース料を一括で返済し、契約を終了する方法もあります。
レンタルとリースの契約の流れの違い
レンタルとリースは、契約手順に大きな違いはありません。ただし、リースは企業の財務状況を表す書類が必要な点や、商品の利用開始がレンタルより遅い点が異なります。それぞれの契約の流れを確認しましょう。
レンタルの手順
レンタル契約の手順は以下の通りです。
・レンタル会社に問い合わせる
・目的に合った商品を選択する
・レンタル会社から詳細な見積もりを受け取る
・レンタル契約を結ぶ
・レンタルを開始する
見積もりで利用料金や契約期間、サポート内容を確認し、問題がなければレンタル契約を締結します。契約締結後、料金を支払ってからレンタルを開始します。
リースの手順
リース契約の手順は以下の通りです。
・リース会社に問い合わせる
・利用したい商品を選ぶ
・リース会社から詳細な見積もりを受け取る
・リースを申し込む
・リース会社が審査する
・リース契約を結ぶ
・リース会社が商品を購入する
・納品してリースが開始する
リースは、審査の過程で財務諸表などの資料提出を求められることがあります。また、リース契約を締結してから商品の購入手続きが始まるため、レンタルと比較して納品までに時間がかかる傾向があります。
レンタルとリースはどちらがお得?
レンタルとリースのどちらがお得かは、利用期間やニーズによって異なります。数か月以内の短期利用ならレンタルがお得で、長期的に利用する場合はリースのほうがお得です。
リースは新品で最新の機種を選べるため、長期間の利用だとコストパフォーマンスが高くなります。レンタルは選べる商品が限られている上、中古品です。劣化が見られることもあり、不具合が起こるリスクもあるでしょう。
業務効率化やDX推進など、ビジネスの最適化を目指す場合、最新機種が利用できるリースをおすすめします。
UMWELTの導入で業務効率化を推進しよう
業務効率化やDX推進を目指すなら、ツールの導入がおすすめです。しかし、ツールは多種多様で、どれを選ぶか悩む方もいるでしょう。
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監視・制御はさまざまな要素を考慮した調整になることから、熟練した技術者の感覚に任せており、高齢化と育成コストも問題です。
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(参考: 『【製薬原料製造業者様】UMWELT活用事例|熟練の技術を高精度に自動化 / 生産プロセス条件の自動最適化システムの実現|TRYETING』)
まとめ
レンタルとリースはサービス内容に違いがあり、どちらが最適かは利用期間やニーズによって異なります。長期間を視野に業務効率化を目指すのであれば、最新機種が選べるリースを選ぶとよいでしょう。
TRYETINGのUMWELTは、スムーズに導入でき、すぐに利用できるノーコードAIツールです。リースと同時に、最新AI技術の導入を検討している企業様は、お気軽にお問い合わせください。
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