sidebar-banner-umwelt

BUSINESS

オンプレとは?クラウド型との違いやメリット・注意点を分かりやすく解説!

オンプレとは?クラウド型との違いやメリット・注意点を分かりやすく解説!

「オンプレ」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持ちますか。言葉だけ聞くと何を指すのかわからないというイメージを抱くかもしれませんが、概念自体は決して複雑なものではありません。今回は、オンプレと対になるクラウドと比較しながら、その特徴を見ていきましょう。また、オンプレを利用するメリットや注意点についてわかりやすく解説します。

▼社内のデータをAI化するには?
ノーコードAIツールUMWELT紹介ページ(活用事例あり)

オンプレとは?

オンプレとは、英語でオンプレミス(on-premises)のことを指します。オンプレは、システム開発やインフラの構築の構成要素である、サーバーやネットワーク関連機器・ソフトウェアなどを、自社内で保有し運用するシステムの利用形態のことです。これとは対照的に、インターネット経由でサービスを提供することをクラウドといいます。オンプレミスとは対義語とも言えるでしょう。

オンプレを利用するメリット

オンプレは自社内にサーバーを構築・運用する形態であり、おもに以下のようなメリットが挙げられます。

・安定した品質で通信できる
・カスタマイズ性に優れている
・独自でセキュリティ対策ができる

安定した品質で通信できる

オンプレはサーバーが自社のネットワーク内にある関係上、インターネットを経由しなくても安定した品質での通信ができるメリットがあります。それに対し、クラウドは他のユーザーも同時に利用するため、もし他のユーザーが過度な利用をしているとサーバーが重くなる事態も発生します。オンプレにはその心配がなく、常にサーバーと端末間のレスポンスが早いため、スムーズな利用ができるでしょう。

カスタマイズ性に優れている

オンプレのもうひとつの特徴として、カスタマイズの自由度が高いことがあげられます。オンプレはリソースや導入コストとの範囲内で、既存システムとの連携、機能や要領の追加など自社環境やプロジェクト単位で柔軟に設計することが可能です。もし、他社ではあまり利用しないような特殊なデータ形式での運用や、独自の自社システムとの連携などを考えているのであれば、オンプレは相談内容に応じてカスタマイズが対応可能であるというメリットがあります。

独自でセキュリティ対策ができる

オンプレの大きな特徴のひとつが、独自のセキュリティ対策ができることです。クラウドの場合はブラウザ上で使用するのに対し、オンプレは基本的に社内ネットワークを使用することがほとんどです。自社内のネットワークのみを利用する場合、独自のセキュリティ対策を施すことができるというメリットがあります。また外部ネットワークとつなぐことがないため安全なルートでやりとりが可能であり、情報漏えいやハッキングなどのリスクを最小限にできるため、機密性が高いプロジェクトにも向いています。

オンプレを利用する際の注意点

オンプレを使用する際、以下のような注意点が挙げられます。
・導入の敷居が高い
・社外からの利用はしにくい
・常にメンテナンスが必要

導入の敷居が高い

オンプレは、すべて自社で調達し構築まで行うため、クラウドと比較した際、初期費用が高額になることがあります。サーバー1台は数百万円になることもあるため、初期費用だけで1,000万円を超えることもあらかじめ視野に入れておきましょう。また、オンプレは自社に合わせて環境を調達し構築するため、導入まで時間がかかると想定されます。プロジェクトの規模にもよりますが、利用できるようになるまで、最短でも数週間〜数ヶ月の期間を見積もっておくといいでしょう。またカスタマイズ部分が多ければ多いほど、さらに長期間になる可能性も想定しておきましょう。そのため、オンプレを導入したいと考えている場合は、早めに導入計画を立て始める必要があります。

社外からの利用はしにくい

オンプレは基本的には、自社内にあるネットワークを使用するため、社外からのアクセスは難しくなることを念頭に置いて導入を検討する必要があります。テレワークや外出中・出張中の社員がオンプレにネットワークを介してアクセスするためには、SSOによるクライアント認証などを経る必要があります。

常にメンテナンスが必要

クラウド型は事業者が管理してくるが、オンプレはサーバーメンテナンスや保守期限切れ対応など、自社でメンテンナンスを行う必要があります。もし問題が発生するとその対応に追われるため、担当者の負担も大きいことを念頭に導入を検討しましょう。また、もしオンプレ運用に漠然と不安を感じているのであれば、保守運用作業不要のクラウド化がおすすめです。

オンプレではなくクラウドを利用するメリット

オンプレ運用から保守運用不要のクラウドを利用するメリットとして、以下のような点が挙げられます。

・初期費用を軽減できる
・管理者の負担を削減できる
・場所を選ばずに利用できる
・常に最新版へアップデートされる

初期費用を軽減できる

オンプレの場合、初期費用で機器やソフトウェアライセンス、回線などで数百万かかることもよくあります。また重要なのが専門スキルをもった担当者の存在も不可欠です。専門スキルをもった担当者の採用・育成なども含めた初期投資や運用コストで考えるとクラウドのほうが良いでしょう。また、クラウド型は利用ベースでの課金が基本なため、初期費用を抑えることが可能です。月額従量課金制やライセンスの購入のみで利用できます。専用の機器やソフトウェアを揃える必要もありません。

素早く導入できる

オンプレからクラウドに移行するメリットの一つとして、非常に簡単に導入することができる点が挙げられます。オンプレはシステムの構築に多くの時間を要します。規模にもよりますが、数週間から数か月ほどかかることが多くなっています。しかし、クラウドであれば、アカウントを発行し、初期設定を行えばすぐに利用が可能です。

管理者の負担を削減できる

クラウドを導入した場合、基本的にはシステムの保守・管理や緊急時のトラブル対応はクラウド運営会社側で行います。クラウドを導入した企業ではPCのトラブル対応などの保守は必要ではあるものの、オンプレと比較すると運用管理者の負担を大きく軽減できます。

場所を選ばずに利用できる

クラウドは場所を選ばずに利用でき、インターネット環境さえあればいつでもどこでも利用できます。そのため、リモートワークへの対応も可能です。クラウドの場合、一般的に、ITシステムはオンライン上で構築されているためアカウントさえあれば場所を選ばず、どこからでも利用できる点もクラウドを利用するメリットです。

常に最新版へアップデートされる

オンプレのように自社運用の環境では不具合やアップグレードへの対応を手動で行う必要がありますが、クラウドはプロバイダーが管理してくれるため、常に最新・安全な環境で運営でき、自社での管理者が不要になるので、コスト面でもメリットがあります。

article-banner-umwelt-middle

オンプレからクラウドへ移行する流れ

オンプレからクラウドに移行する流れは以下のステップです。

1.運用管理者と代表者で打ち合わせをする
2.移行の計画や準備を進める
3.クラウドサービスを導入する
4.動作確認のテストをする
5.定期的に保守・運用する

1.運用管理者と代表者で打ち合わせをする

オンプレからクラウドへ移行する際は、運用担当者だけではなく、各部署の代表者に集まってもらい、クラウドへ移行する目的について打ち合わせ場を設定しましょう。この打ち合わせの段階ではクラウドに移行することで成し遂げたい目的を明らかにしましょう。

2.移行の計画や準備を進める

システムの導入時期・システムの移行内容・新システムの仕様を決め、具体的な計画を立てて準備を進めましょう。特に複数のシステム・データを同時期に移行する場合は、移行する順序も大切であり、本来業務に悪影響を与えないようにする必要があります。

3.クラウドサービスを導入する

クラウド化の目的が定まり、社内コンセンサスを経て、計画・準備が完了したら、実際にITシステムの開発およびクラウドの導入を順次進めていきましょう。 既存のクラウドサービスのみでは自社プロジェクトには対応しきれない場合には、クラウドアプリケーションの設計・開発作業も別途必要となります。

4.動作確認のテストをする

クラウドへの移行ができたら、事前に作成したチェックシートに基づき、動作確認テストを実施しましょう。 なお、動作確認テストには、「単体テスト」、「結合テスト」、「総合テスト」の3ステップを用いて検証するのが一般的となっています。

5.定期的に保守・運用する

運用開始直後は操作の不慣れから、さまざまなトラブルが発生しがちです。また、クラウドでのシステム運用開始後は必要に応じて、運用管理者が社内をサポートします。

オンプレからクラウドへ移行するならUMWELT!

これまで、オンプレからクラウドに移行する方法を説明してきましたが、移行の準備から実際のテスト、運用開始後のトラブル対応など、いろいろと対応する必要があります。そこで、オンプレからクラウドへ移行するなら「UMWELT」をおすすめします。UMWELTは、以下のようなメリットがあります。

・自社システムや各種データソースに連携可能
・セキュリティ対策も高水準。ワンランク上の高セキュリティ対応プランも用意
・ニーズに応じて柔軟なプランを提供

まとめ

自社でシステムをもってカスタマイズしたり、セキュリティを高めたりする必要がある場合は、オンプレが便利ですが、初期費用の負担増や管理者の育成など、導入にはハードルが高くなっています。一方、クラウドを使用すれば、簡単な設定で社員は誰でも社内のシステムにリモート環境でもアクセスできるようになります。AIクラウドの「UMWELT」は、クラウド型のため、開発コストとメンテナンスの工数を抑えて導入できます。クラウドへの移行にお悩みの方はぜひお問い合わせください。

UMWELTのサービスページをチェックする

AI予測ツールUMWELT紹介ページ(活用事例あり)

article-banner-umwelt

WRITING BY

TRYETING

公式

TRYETING公式です。
お知らせやIR情報などを発信します。