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AIビジネスの市場規模はどうなる?日本と世界の将来的な予測を解説

AIビジネスの市場規模はどうなる?日本と世界の将来的な予測を解説

AIは今や、一部のエンジニアにとっての技術ではなく、ビジネスを有利に進めるための道具として一般的になりつつあります。しかし、無計画にビジネスにAIを導入するわけにはいきません。AIビジネスへの参入を考える前に、市場規模や今後の動向について知っておくことが成長の鍵となるでしょう。今回は、日本と世界におけるAI市場の現在と未来を解説します。

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日本国内のAIビジネス市場規模

毎年拡大を続けるAIビジネス市場ですが、その傾向は今後も続くと予想されています。2020年から続くコロナ禍は多くのビジネスにとって逆境となった一方、この状況を好機として躍進するベンダーも見られました。

2020年度のAIビジネス国内市場規模

株式会社アイ・ティ・アール(ITR)の調査によると、2020年度のAI主要8市場全体の売上金額は513億3000万円、前年度比では19.9%の増加となりました。理由のひとつとして、コロナ禍で在宅勤務が一般的になり、その業務効率化のために多くの企業がAIを導入したことが考えられます。また、DXに力を入れる企業においても、AIを活用する動きが広がっています。

新規参入ベンダーは増加傾向にあり、競争は激化する一方です。各社はオリジナリティある機能で差別化を図るようになりました。特に躍進したのは機械学習プラットフォーム市場で、前年度比にして44.0%の成長が見られました。低価格化により、今後も継続的な拡大が続くとの予想です。

2021年以降のAIビジネス国内市場規模の予測

ビジネスユーザーがAI技術に注目していることもあり、2021年以降も市場はさらなる拡大が続くと考えられています。ITRは、2020〜2025年にかけてAI主要8市場のCAGR(年平均成長率)は18.7%、2025年度には市場規模が1,200億円に達する予測を発表しました。今後はAIがビジネスを動かす時代が来るかもしれません。

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世界のAIビジネス市場規模

世界規模で見ても、AIビジネス市場は拡大が続いていることが分かります。特に最近は、新型コロナウイルスの流行によって落ち込んだビジネスの回復役としても注目を集めるようになりました。

2020年度のAIビジネス世界市場規模

IDCの調査によると、AIの主要3カテゴリーであるソフトウェア・サービス・ハードウェアの市場規模は合計で3275億ドルに達しました。カテゴリーごとに見ると、AIソフトウェア市場は2020年のAI市場総収入の88%を占めていることが分かります。一方、5年間のCAGRは17.3%と最も成長が停滞している状況です。

AIサービス市場は緩やかな成長を続けており、その中でもITサービスはAIサービス全体の収益の約80%を占めています。この傾向は今後も続くと予想され、安定的に拡大していくでしょう。最後に、AIハードウェア市場は、2020年のAI市場におけるシェアが約5%と最も小さいカテゴリーとなりました。

2021年以降のAIビジネス世界市場規模の予測

IDCは、AIビジネス市場の5年間のCAGRが2024年には17.5%、総収益にして5543億ドルとなる予測を発表しました。新型コロナウイルスによるパンデミックの中、AI技術は落ち込んだビジネスを回復させ、さらなる成長に繋げる鍵として世界的に期待されています。

AI市場規模の未来予測

以上のように、近年はAIが幅広い事業に活用される時代となりました。今後もAIの普及は加速するでしょう。よって、AI導入の有無がビジネスの今後を左右すると考えられます。

企業のAI導入が加速する

2020年から続くコロナ禍は、在宅勤務や時差通勤などの多様な働き方をもたらしました。このような働き方を支え、業務を効率的に管理するためにAIを導入する動きが多くの企業で見られます。

また、DX推進の側面から考えてもAIの導入は必須です。経済産業省は『DXレポート』にて「2025年までにシステム刷新を集中的に推進する必要がある」と発表しました。この指針は、DXに取り組むあらゆる企業にとって重要なものとなるでしょう。前年度の成長を比較すると、中でも機械学習プラットフォーム市場・翻訳市場は特に注目が集まっており、拡大が続く見込みです。

AI導入の有無で格差が生まれる

AIは従来のシステムと違い、既存のデータを学習して分析する仕組みが特徴です。これは画期的な技術である一方、導入が遅れると十分なデータを集積できず、精度にも悪影響が出てくる場合があります。よって、不完全な分析により負のスパイラルに陥る可能性が否定できず、AIを先行活用している企業と出遅れた企業の間に格差が発生するとの指摘がされています。

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国内でも世界でも、ビジネスにおけるAIの導入は進んでいます。今のタイミングで流れに乗ることで、今後のスムーズな事業運営が見込めるでしょう。

とはいえ、最初はどのような課題に手をつければいいか分からない場合も多いはずです。
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まとめ

以上のように、AIビジネス市場は国内外ともに今後も大きな成長が続く見込みです。新型コロナウイルスのパンデミックが続く中、ビジネスを停滞から立て直す特効薬にもなるでしょう。

さらに、多くのデータを学習することで能力を発揮するAIの特性上、市場が躍進途中の今こそが導入のチャンスです。先行してAIを活用する仕組みを整え、他の企業と差をつけることが競争力を上げるきっかけとなるはずです。

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参考文献

ITR Market View:AI市場2021|ITR(2021)

ITR Market View:AI市場2021

IDC Forecasts Improved Growth for Global AI Market in 2021|IDC(2021)
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS47482321

DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~|経済産業省(2018)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

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